ポイント:

動画・コラム

横浜マラソン2026 出走ランナーへのアドバイス

  • 第1回 横浜マラソン2026 コース解説・攻略

  • 第2回 目標タイム別 走り方

  • 第3回 大会前の過ごし方

  • 第4回 大会当日の過ごし方

  • 第5回 アクシデントの対処・大会後

八木勇樹

RDC RUN CLUB / RDC GYM代表

高校2年から3年時にかけてトラック競技で日本人に無敗。同年の国民体育大会では、外国人選手を退け悲願の優勝。早稲田大学時代は、3年時から4年時にかけて競走部主将となり、駅伝3冠(出雲・全日本・箱根)、関東インカレ・日本インカレ総合優勝の5冠という史上初の快挙を達成。 その後旭化成では、ニューイヤー駅伝のインターナショナル区間の2区で日本人歴代最高記録をマークし今も破られていない。 2016年に株式会社OFFICE YAGIを設立。RDC RUN CLUBを立ち上げて、市民ランナーをサポートするなど幅広く活動している。

メッセージ

坂下真心

みなさん、こんにちは。NMB48の”まこち”こと坂下真心です。この度、横浜マラソン2026に参加させていただくことになりました。
横浜は2度訪れたことがあるんですけど、私は一日中横浜にいて、横浜中華街だったり、赤レンガ倉庫だったり、ベイブリッジだったりを堪能しました。海風を感じながら過ごすゆったりとした時間が今でも忘れられないです。
当日、皆さんと一緒に横浜を走りながら、横浜マラソンの魅力をたくさんお伝えできればと思います。当日は皆さんにお会いできることをすごく楽しみにしています。
以上、”まこち”こと坂下真心でした。

プロフィール

海老原まよい

みなさんこんにちは。大食いYouTuberの海老原まよいです。
今回、横浜マラソンの応援ゲストとして参加させていただくことになりました。
皆さまは、全身、脚力を鍛えていただいて、私は胃袋を鍛えて当日迎えたいと思うので、一緒に頑張りましょう!

プロフィール

コラム

八田 秀雄「給水おじさんと一緒に解き明かす、疲労の謎と走りのコツ」
【第4回 ペース一定が決め手】

いよいよ本番が近づいてきました。今回は本番での走り方を考えてみましょう。初回に出てきたように、体内の糖貯蔵量はマラソンを走り切るには十分ではありません。そこで大事なことはペース一定です。糖の消費量は強度が関係し、強度を上げればそれだけ糖の利用が増えます。ですので、まずマラソン全体としてLT程度の無理のないペースで走ることです。

さらに糖の分解は、一瞬に思えるような速度の上昇でも高まる性質があります。例えばサッカーでは1試合での総走行距離は10kmちょっとくらいなのに、マラソンのように筋肉の貯蔵糖であるグリコーゲンが終盤には低下します。なぜかというとサッカーでは1試合にダッシュを40-50回以上しているからです。ダッシュというのはペース変化の究極の形です。急に強度が上がると、糖の分解と利用が高まります。ダッシュする距離は1回にせいぜい数10mなのにです。このように、短い距離でも強度を急に上げるということが、グリコーゲンを余計に消費することにつながります。選手レベルでは、マラソンでスパートは一回で決めろとも言われますが、これもスパートは強度を急に上げることですから糖の消費を高めるので、何度もやっていると糖が減って自分がペースダウンしてしまうからです。市民ランナーでも、例えばスタート直後に混雑し前のランナーを避けて右に左にダッシュしてしまうとか、給水が混雑していて取るのにペースを上げるとか、逆に給水で立ち止まってまたダッシュで走り始めるとか、こうしたことでも糖を余計に消費してしまうことになります。ペース一定というのは、無理のないLT程度のペースで走るだけでなく、ちょっとしたペースの上げ下げもできるだけ避けるということです。

糖の量が十分でないとなると、その糖を体内に増やすのはどうでしょうか。それがグリコーゲンローディングと呼ばれる方法です。古典的な方法では3日間糖摂取を減らしてその後3日間糖摂取を増やします。これはうまくいけば有効です。しかし本番直前に胃腸にかなりの負担をかけ、逆に体調を崩してしまう危険性もあります。できるだけ普段通りの食事を心がけて胃腸の調子を整え、前日や当日に少し糖摂取を増やす程度とするのも、特に胃腸の弱い方にはよいと思います。トレーニングと同じで、直前の食事や調整も自分に合った方法をみつけることです。

4回にわたりコラムを書かせていただきました。お気づきと思いますが、各回のタイトルに必ず「決め手」をつけました。その決め手は、「糖の残量」、「LT」、「強度」、「ペース一定」でした。この4つは、マラソンのキーワードとして心に留めておいていただければです。

では、みなさんにとって横浜マラソンがよいマラソンになりますように。私は完走のみを目指すレベルですが、お会いできることを楽しみにしています。

箱根駅伝関東学生連合

秋になると予選会があり、また箱根駅伝が近づいてきます。今年は箱根駅伝のテレビドラマもあるようです。そのドラマの中で関東学生連合チームが登場します。2003年の第79回大会から、出場チーム数がそれまでの15校から5つ増えることになり、その1つとしてチームとして出られなかった大学の選手が走る学連選抜が始まりました。この学連選抜という名称を今も使ってしまう方も多いのではと思いますが、今は関東学生連合が正式名称です。私が関係した東京大学では、これまで81回松本翔選手、95回近藤秀一選手、96回阿部飛雄馬選手、101回秋吉拓真選手、古川大晃選手、そして今年の102回本多健亮選手、秋吉拓真選手とのべ7名が走っています。この中で古川選手と本多選手は大学院生です。この駅伝では大学院生は学部生とは別扱いとなり、大学院生だけで10名のチームを組める大学のみが予選会を走れます。再来年の104回大会から出場校がさらに増えますが、学生連合は残ります。多様性の時代に合っている制度でもあり、寄せ集めチームの難しさはあるものの、ぜひ応援をお願いします。写真はやはり私にとって一番の思い出である101回大会での古川選手の力走です。

執筆者紹介

八田 秀雄

運動生理学者・東京大学名誉教授

1959年生まれ。東京大学名誉教授、前東京大学大学院総合文化研究科教授。運動生理学者で、特に「乳酸は疲労物質ではない」という研究や著書で知られる。東大陸上部の監督・部長を歴任し、2025年の第101回箱根駅伝9区の横浜駅前で、関東学生連合チーム東大大学院古川大晃選手の給水係を担当して、「給水おじさん」として話題となった。「乳酸を活かしたスポーツトレーニング」「乳酸サイエンス」「マラソンのエネルギーマネジメント」など著書多数。2025年の横浜マラソンでは、応援ゲストとして初登場した。

走る前に読む処方箋 ~その一錠がパフォーマンスを左右する?~
【第5回 大会直前の薬と体調 最終チェック】

その体調で走って大丈夫?

大会直前のコンディションチェックに役立つ スポーツファーマシストからのアドバイス

「ここまで練習してきたから、少しくらい体調が悪くても走りたい」
「痛み止めを飲めば、何とか完走できるかもしれない」
大会直前、そんな気持ちになるランナーもいるのではないでしょうか。
しかし、スタートラインに立つことだけが目標ではありません。安全に走り、笑顔でフィニッシュし、元気に家へ帰るところまでが横浜マラソンです。最終回は、これまでのコラムを振り返りながら、大会前日からゴール後までのポイントを確認します。

① 前日と当日は いつも通りを大切に

大会直前に特別なことを追加しても、急に走力が上がるわけではありません。むしろ、初めて使う薬やサプリメント、補給食は、眠気、胃腸症状、動悸など思わぬ不調につながることがあります。履き慣れたシューズやウェア、練習で試した朝食と補給方法を再現し、直前の走り込みは避けましょう。

処方薬を服用している人は、自己判断で休薬したり、飲む時間を変えたりしないことも大切です。市販薬を追加する場合は、処方薬や別の市販薬と同じ成分が重複していないか、眠気や口の渇きが出ないかを薬剤師に確認してください。

大会前日のチェック

  • 朝食と補給食は、練習で試したものを用意した
  • いつもの薬を準備し、服用方法を確認した
  • 初めて使う薬、サプリメント、補給食は持ち込まない
  • 天候に合う服装と無理のないペースを決めた
② 走るか迷ったときは 体からのサインを優先

当日の朝は、睡眠、食欲、体温、痛み、尿の色などを確認し、普段と違う変化がないか振り返りましょう。「せっかく準備したから」と症状を薬で隠して走ると、途中で悪化するおそれがあります。出場するか、ペースを落とすか、途中でやめるか。その判断基準を事前に決めておくと、当日も落ち着いて行動できます。

出場を見合わせ 医療機関への相談を考えたいサイン

  • 発熱がある、または感染症が疑われる
  • 胸の痛み、息苦しさ、強い動悸、ふらつきがある
  • 嘔吐や下痢が続き、水分や食事を十分に取れない
  • 痛み止めを飲まなければ走れないほどの痛みがある
  • 強いだるさがあり、普段の体調と明らかに違う

レース前の痛み止めは、脱水時の腎臓への負担や胃腸障害のリスクを高めることがあります。予防目的で服用せず、痛みが強いときは出場を見合わせることも、安全なランナーの判断です。

③ フィニッシュした後も リカバリーまでが大会

ゴール直後は急に立ち止まらず、スタッフの案内に従いながらゆっくり歩き、呼吸と体の状態を整えましょう。その後は、のどの渇きや発汗の程度に合わせて水分と電解質を補い、食べられる範囲で糖質とたんぱく質を取ります。当日は飲酒や強い運動を控え、睡眠を優先してください。

強い筋肉痛や脱力が続く、尿量が極端に少ない、濃い褐色の尿が出る、胸痛、息苦しさ、意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、我慢せず速やかに医療機関を受診してください。運動の再開は、痛みや疲労の回復を確認しながら段階的に進めましょう。

スポーツファーマシストからのメッセージ

大会前の不安は、スタート直前まで抱え込む必要はありません。公認スポーツファーマシストには、薬の選び方、成分の重複、サプリメントや補給食の注意点、アンチ・ドーピングに関することを相談できます。競技会に参加する選手は、使用する薬に禁止物質が含まれていないか、事前に確認しておきましょう。

無理をしない判断も 大会に向けた大切な準備です
安全に走り 笑顔で横浜のフィニッシュを迎えましょう

コース紹介

横浜マラソン2025(フルマラソン)
完走率:94.7%
2025大会コンディション
天候:雨/気温:14.2℃
湿度:94%/風向き:北西/風速:1.5m/s

コース紹介

ラッキー給食

横浜マラソンの大人気企画!地元横浜・神奈川の名物をはじめ、いつ・どこで食べられるか分からない、出会えたら「ラッキー」なラッキー給食を今年も実施します。

ラッキー給食

横浜マラソンマップ

沿道応援や観光スポットのほか、クラフトビールや銭湯も掲載しています。ランナーも応援者も、横浜のまちを楽しもう!

横浜マラソンマップ

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